error_log
(PHP 4, PHP 5, PHP 7)
error_log — 定義されたエラー処理ルーチンにエラーメッセージを送信する
説明
error_log
( string
$message
[, int $message_type = 0
[, string $destination
[, string $extra_headers
]]] ) : boolエラーメッセージを Web サーバーのエラーログあるいはファイルに送ります。
パラメータ
-
message -
ログに記録されるエラーメッセージ。
-
message_type -
メッセージをどこに送るのかを指定します。以下の中から指定できます。
error_log() ログタイプ 0 messageは、オペレーティング・システム のシステムログのメカニズムまたはファイルのいずれかを使って PHP のシステム・ロガーに送られます。どちらが使われるかは、 設定ディレクティブ error_log の内容により決定されます。これはデフォルトのオプションです。1 messageは、destinationパラメータで指定されたアドレスに、電子メール により送られます。このメッセージタイプの場合にのみ、 4 番目のパラメータであるextra_headersが使われます。2 このオプションは存在しません。 3 messageはdestinationで指定されたファイルに追加されます。 明示的に指定しない限り、messageの 最後には改行文字は追加されません。4 messageは、直接 SAPI のログ出力ハンドラに送信されます。 -
destination -
メッセージの送信先。その設定は、上で説明している
message_typeパラメータの値によります。 -
extra_headers -
追加のヘッダ。
message_typeパラメータが 1 に設定される場合に利用されます。 このメッセージタイプは、mail() と同様に 内部関数を利用します。
返り値
成功した場合に TRUE を、失敗した場合に FALSE を返します。
注意
警告
error_log() はバイナリセーフではありません。
message に null 文字があれば、そこで切り詰められます。
ヒント
message に null 文字を含めてはいけません。
message の送り先はファイルやメール、そして syslog などになることもあります。
base64_encode() や rawurlencode()、addslashes()
などの関数で適切に変換してから error_log() に渡す必要があります。
例
例1 error_log() の例
<?php
// データベースに接続できない場合、
// サーバーログを通してエラーを通知する。
if (!Ora_Logon($username, $password)) {
error_log("オラクルのデータベースが使用できません!", 0);
}
// FOO に失敗したら、管理者に email で通知する
if (!($foo = allocate_new_foo())) {
error_log("大変です。FOO に失敗しました!", 1,
"operator@example.com");
}
// これ以外の error_log() のコール方法:
error_log("大変だ!", 3, "/var/tmp/my-errors.log");
?>
変更履歴
| バージョン | 説明 |
|---|---|
| 5.2.7 |
message_type の値として 4 が使用できるようになりました。
|