imap_fetch_overview
(PHP 4, PHP 5, PHP 7)
imap_fetch_overview — 指定したメッセージのヘッダ情報の概要を読む
説明
imap_fetch_overview
( resource
$imap_stream
, string $sequence
[, int $options = 0
] ) : array
この関数は、指定された sequence
のメールヘッダを取得してその内容の概要を返します。
パラメータ
-
imap_stream -
imap_open() が返す IMAP ストリーム。
-
sequence -
メッセージのシーケンスを指定します。 X,Y 形式で列挙したり、 X:Y 形式でその範囲内のすべてのメッセージを取得したりできます。
-
options -
sequenceには、メッセージのインデックスか、もしflagsに FT_UID が含まれている場合は UID が含まれます。
返り値
オブジェクトの配列を返します。各要素が、 それぞれひとつのメッセージのヘッダを表します。 オブジェクトで定義されるのは、存在するプロパティのみです。 以下のプロパティがあります。
- subject - メッセージの題名(subject)
- from - 送信者
- to - 受信者
- date - 送信日
- message_id - Message-ID
- references - このメッセージ ID への参照です
- in_reply_to - このメッセージ ID への返信です
- size - サイズ(バイト数)
- uid - メールボックスにおけるこのメッセージの UID
- msgno - メールボックスにおけるこのメッセージのシーケンス番号
- recent - このメッセージには recent フラグが立てられています
- flagged - フラグが立てられています
- answered - 返信済みフラグが立てられています
- deleted - 削除フラグが立てられています
- seen - 既読フラグが立てられています
- draft - 草稿フラグが立てられています
- udate - 受信日時の UNIX タイムスタンプ
変更履歴
| バージョン | 説明 |
|---|---|
| 5.3.3 | udate プロパティが追加されました。 |
例
例1 imap_fetch_overview() の例
<?php
$mbox = imap_open("{imap.example.org:143}INBOX", "username", "password")
or die("接続できません: " . imap_last_error());
$MC = imap_check($mbox);
// INBOX のすべてのメッセージの概要を取得します
$result = imap_fetch_overview($mbox,"1:{$MC->Nmsgs}",0);
foreach ($result as $overview) {
echo "#{$overview->msgno} ({$overview->date}) - From: {$overview->from}
{$overview->subject}\n";
}
imap_close($mbox);
?>