pcntl_waitpid
(PHP 4 >= 4.1.0, PHP 5, PHP 7)
pcntl_waitpid — 待つかフォークした子プロセスのステータスを返す
説明
$pid
, int &$status
[, int $options = 0
[, array &$rusage
]] ) : int
引数 pid で指定した子プロセスが終了する・
現在のプロセスを終了させるシグナルが送信される・シグナル処理関数を
コールするシグナルが送信される
のいずれかが発生するまで、現在のプロセスの実行を中断します。
pid でリクエストされた子プロセスが、 コール時に
既に終了している場合("ゾンビ"プロセスと呼ばれます)、この関数は
直ちに処理を返します。子プロセスにより使用される全てのシステム
リソースは、解放されます。waitpid のシステムでの動作に関する詳細は、
システムの waitpid(2) についての man ページを参照ください。
パラメータ
-
pid -
pidの値は、次のどれかとなります。pidのとりうる値< -1 プロセスグループ ID が pidの絶対値に等しい 子プロセスを待ちます。-1 全ての子プロセスを待ちます。これは、wait 関数の動作と同じです。 0 プロセスグループ ID がコール側のプロセスと等しい子プロセスを 待ちます。 > 0 プロセス ID が pidの値に等しい 子プロセスを待ちます。注意:
-1 を
pidに指定した際の動きは、 pcntl_wait() の機能と (optionsを除いて) 同じです。 -
status -
pcntl_waitpid() は、パラメータ
statusの中にステータス情報を保存します。 このステータスは、次の関数を用いて評価可能です。 pcntl_wifexited()、 pcntl_wifstopped()、 pcntl_wifsignaled()、 pcntl_wexitstatus()、 pcntl_wtermsig() および pcntl_wstopsig() 。 -
options -
optionsの値は、次の 2 つのグローバル定数の ゼロまたはそれ以上の論理和です。optionsのとりうる値WNOHANG 子プロセスが終了していない場合に直ちに処理を返します。 WUNTRACED 停止した子プロセスの場合に処理を返します。そして、ステータス は報告されません。
返り値
pcntl_waitpid() は、終了した子プロセスの
プロセス ID を返します。エラーの場合は -1、WNOHANG が使用され、
子プロセスが利用できない場合に 0 を返します。
参考
- pcntl_fork() - 現在実行中のプロセスをフォークする
- pcntl_signal() - シグナルハンドラを設定する
- pcntl_wifexited() - ステータスコードが正常終了を表しているかどうかを調べる
- pcntl_wifstopped() - 子プロセスが現在停止しているかどうかを調べる
- pcntl_wifsignaled() - ステータスコードがシグナルによる終了を表しているかどうかを調べる
- pcntl_wexitstatus() - 終了した子プロセスのリターンコードを返す
- pcntl_wtermsig() - 子プロセスを終了させたシグナルを返す
- pcntl_wstopsig() - 子プロセスを停止させたシグナルを返す