pg_connect
(PHP 4, PHP 5, PHP 7)
pg_connect — PostgreSQL 接続をオープンする
説明
$connection_string
[, int $connect_type
] ) : resource
pg_connect() は、connection_string
で指定された情報を用いてデータベースとの接続をオープンします。
同じ connection_string 引数で 2 回
pg_connect() 関数がコールされた場合は、
connect_type に
PGSQL_CONNECT_FORCE_NEW を指定していない限り
既存の接続が返されます。
複数のパラメータをサポートする古い構文 $conn = pg_connect("host", "port", "options", "tty", "dbname") は推奨されません。
パラメータ
-
connection_string -
すべてデフォルトのパラメータを使用する場合には
connection_stringを空にすることが可能です。 または 1 つ以上のパラメータを空白で区切って指定することも可能です。 個々のパラメータは keyword = value の形式で 設定します。等号の前後の空白はあってもなくてもかまいません。 空の値や空白を含む値を指定する場合は、その値をシングルクォートで 囲みます(例: keyword = 'a value')。値の中に シングルクォートやバックスラッシュが含まれる場合は、それらを バックスラッシュでエスケープする必要があります(例: \' および \\)。現在利用できるパラメータは以下のとおりです。
host,hostaddr,port,dbname(デフォルトはuserの値),user,password,connect_timeout,options,tty(無視されます),sslmode,requiressl(非推奨。代わりにsslmodeを推奨します) およびservice。これらのうち実際にどの パラメータが使えるかは、PostgreSQL のバージョンに依存します。optionsパラメータを使うと、 サーバー側で実行されるコマンドラインパラメータを指定することができます。 -
connect_type -
PGSQL_CONNECT_FORCE_NEWが渡された場合は、 たとえconnection_stringが既存の接続と まったく同一であっても新しい接続をオープンします。PGSQL_CONNECT_ASYNCを指定すると、 非同期接続を確立します。この接続の状態は、 pg_connect_poll() あるいは pg_connection_status() で確認できます。
返り値
成功した場合に PostgreSQL の接続リソース、失敗した場合に FALSE を返します。
変更履歴
| バージョン | 説明 |
|---|---|
| 5.6.0 |
connect_type として、定数
PGSQL_CONNECT_ASYNC が指定できるようになりました。
|
例
例1 pg_connect() の使用法
<?php
$dbconn = pg_connect("dbname=mary");
// "mary"という名前のデータベースに接続
$dbconn2 = pg_connect("host=localhost port=5432 dbname=mary");
// "localhost"のポート"5432"にて"mary"という名前のデータベースに接続
$dbconn3 = pg_connect("host=sheep port=5432 dbname=mary user=lamb password=foo");
// ユーザー名とパスワードを指定してホスト"sheep"上の"mary"という名前のデータベースに接続
$conn_string = "host=sheep port=5432 dbname=test user=lamb password=bar";
$dbconn4 = pg_connect($conn_string);
// ユーザー名とパスワードを指定してホスト"sheep"上の"test"という名前のデータベースへ接続
$dbconn5 = pg_connect("host=localhost options='--client_encoding=UTF8'");
// "localhost" のデータベースに接続する際に、エンコーディングを UTF-8 に指定
?>
参考
- pg_pconnect() - 持続的な PostgreSQL 接続をオープンする
- pg_close() - PostgreSQL 接続をクローズする
- pg_host() - 接続に関連するホスト名を返す
- pg_port() - 接続に関連するポート番号を返す
- pg_tty() - 接続に関する TTY 名を返す
- pg_options() - 接続に関連するオプションを取得する
- pg_dbname() - データベース名を取得する