wincache_ucache_get
(PECL wincache >= 1.1.0)
wincache_ucache_get — ユーザーキャッシュに格納された変数を取得する
パラメータ
-
key -
変数をキャッシュに格納するときに使ったキーの名前。
keyは大文字小文字を区別します。keyにはキーの配列を指定することもできます。 その場合の返り値は、key配列の各要素の値の配列となります。 オブジェクト、あるいはオブジェクトを含む配列が返されるときには、 オブジェクトがデシリアライズされます。シリアライズしたオブジェクトの復元についての詳細は __wakeup() を参照ください。 -
success -
成功した場合に
TRUE、失敗した場合にFALSEが設定されます。
返り値
key が文字列のときは、そのキーに格納された変数の値を返します。
success には、成功した場合に TRUE、
失敗した場合に FALSE が設定されます。
key が配列のときは、success には常に
TRUE が設定されます。返される配列 (name => value のペア)
には、取得に成功したペアだけが含まれます。指定したキーがひとつもユーザーキャッシュから見つからなかった場合は
空の配列を返します。
例
例1 wincache_ucache_get() で key に文字列を使う例
<?php
wincache_ucache_add('color', 'blue');
var_dump(wincache_ucache_get('color', $success));
var_dump($success);
?>
上の例の出力は以下となります。
string(4) "blue" bool(true)
例2 wincache_ucache_get() で key に配列を使う例
<?php
$array1 = array('green' => '5', 'Blue' => '6', 'yellow' => '7', 'cyan' => '8');
wincache_ucache_set($array1);
$array2 = array('green', 'Blue', 'yellow', 'cyan');
var_dump(wincache_ucache_get($array2, $success));
var_dump($success);
?>
上の例の出力は以下となります。
array(4) { ["green"]=> string(1) "5"
["Blue"]=> string(1) "6"
["yellow"]=> string(1) "7"
["cyan"]=> string(1) "8" }
bool(true)
参考
- wincache_ucache_add() - 変数が既にキャッシュに存在しない場合にのみ変数をユーザーキャッシュに追加する
- wincache_ucache_set() - 変数をユーザーキャッシュに追加し、変数が既にキャッシュに存在する場合はそれを上書きする
- wincache_ucache_delete() - 変数をユーザーキャッシュから削除する
- wincache_ucache_clear() - ユーザーキャッシュの中身全体を削除する
- wincache_ucache_exists() - 変数がユーザーキャッシュに存在するかどうかを調べる
- wincache_ucache_meminfo() - ユーザーキャッシュのメモリ使用状況についての情報を取得する
- wincache_ucache_info() - ユーザーキャッシュにキャッシュされたファイルについての情報を取得する
- __wakeup()