array_udiff
(PHP 5)
array_udiff — データの比較にコールバック関数を用い、配列の差を計算する
説明
データの比較にコールバック関数を用い、配列の差を計算します。 この関数は array_diff() と異なり、 データの比較に内部関数を利用します。
パラメータ
-
array1 -
最初の配列。
-
array2 -
2 番目の配列。
-
data_compare_func -
比較用のコールバック関数。
比較関数は、最初の引数と二番目の引数の比較結果を返します。最初の引数のほうが二番目の引数より大きい場合は正の数を、二番目の引数と等しい場合はゼロを、そして二番目の引数より小さい場合は負の数を返す必要があります。
返り値
他の引数のいずれにも存在しない
array1 の値の全てを有する配列を返します。
例
例1 array_udiff() の例
<?php
class cr {
private $priv_member;
function cr($val)
{
$this->priv_member = $val;
}
static function comp_func_cr($a, $b)
{
if ($a->priv_member === $b->priv_member) return 0;
return ($a->priv_member > $b->priv_member)? 1:-1;
}
}
$a = array("0.1" => new cr(9), "0.5" => new cr(12), 0 => new cr(23), 1=> new cr(4), 2 => new cr(-15),);
$b = array("0.2" => new cr(9), "0.5" => new cr(22), 0 => new cr(3), 1=> new cr(4), 2 => new cr(-15),);
$result = array_udiff($a, $b, array("cr", "comp_func_cr"));
print_r($result);
?>
上の例の出力は以下となります。
Array
(
[0.5] => cr Object
(
[priv_member:private] => 12
)
[0] => cr Object
(
[priv_member:private] => 23
)
)
注意
注意: この関数は n 次元配列の一つの次元しかチェックしないことに注意してください。 もちろん、array_udiff($array1[0], $array2[0], "data_compare_func"); のようにすることでより深い次元でのチェックもできます。
参考
- array_diff() - 配列の差を計算する
- array_diff_assoc() - 追加された添字の確認を含めて配列の差を計算する
- array_diff_uassoc() - ユーザーが指定したコールバック関数を利用し、 追加された添字の確認を含めて配列の差を計算する
- array_udiff_assoc() - データの比較にコールバック関数を用い、 追加された添字の確認を含めて配列の差を計算する
- array_udiff_uassoc() - データと添字の比較にコールバック関数を用い、 追加された添字の確認を含めて配列の差を計算する
- array_intersect() - 配列の共通項を計算する
- array_intersect_assoc() - 追加された添字の確認も含めて配列の共通項を確認する
- array_uintersect() - データの比較にコールバック関数を用い、配列の共通項を計算する
- array_uintersect_assoc() - データの比較にコールバック関数を用い、 追加された添字の確認も含めて配列の共通項を計算する
- array_uintersect_uassoc() - データと添字の比較にコールバック関数を用い、 追加された添字の確認も含めて配列の共通項を計算する