stream_filter_prepend
(PHP 4 >= 4.3.0, PHP 5)
stream_filter_prepend — フィルタをストリームに付加する
説明
$stream
, string $filtername
[, int $read_write
[, mixed $params
]] )
filtername で指定されたフィルタを、
stream に付加されているフィルタのリストに加えます。
パラメータ
-
stream -
対象となるストリーム。
-
filtername -
フィルタ名。
-
read_write -
デフォルトでは、 stream_filter_prepend() は ストリームが読み込み用に開かれている場合は (つまり、オープンモードが r あるいは + を伴う場合は)、 フィルタを リードフィルタチェイン に追加し、 ストリームが書き出し用に開かれている場合は(つまり、オープンモードが w か aか、あるいは+ を伴う場合は)、 ライトフィルターチェィンにも追加します。
STREAM_FILTER_READ・STREAM_FILTER_WRITE・STREAM_FILTER_ALLをread_writeパラメータに渡すことで、この挙動を変えることができます。 このパラメータを使った例については、 stream_filter_append() を参照ください。 -
params -
このフィルタは、指定された
paramsと共に、 リストの先頭に追加され、ストリームに対する操作の中で最初に呼び出されます。 フィルタをリストの末尾に加えたいときは、 stream_filter_append() を使ってください。
返り値
リソースを返します。このリソースは stream_filter_remove() のコール時にこの フィルタのインスタンスを指定するために使用可能です。
変更履歴
| バージョン | 説明 |
|---|---|
| 5.1.0 |
PHP 5.1.0 より前のバージョンでは、この関数は
成功した場合に TRUE、
失敗した場合に FALSE を返します。
|
注意
注意: カスタム(ユーザー)フィルタを使うには
カスタムフィルタをfilternameに指定するためには、 まず stream_filter_register() 関数でそれを登録しておく 必要があります。
注意: ストリームデータは(ローカルおよびリモートの)リソースからチャンク単位で 読み込まれ、内部バッファに保持されます。新しいフィルタがストリームに 追加されても、内部バッファにあるデータのうち既に他のフィルタの処理が 終わっているものは新しいフィルタでは処理されません。 これは stream_filter_apppend() の挙動とは違います。
注意: フィルタが読み込み用および書き込み用に追加されると、フィルタのインスタンスが 2 つ作成されます。両方のフィルタリソースを取得するには、
STREAM_FILTER_READとSTREAM_FILTER_WRITEで stream_filter_prepend() を 2 回コールしなければなりません。
参考
- stream_filter_register() - ユーザー定義のストリームフィルタを登録する
- stream_filter_append() - ストリームにフィルタを付加する