
肉眼と写真では決定的に違う点があり、それは肉眼が二眼なのに対して、写真は単眼で見ているということ。例えば、目の前に人差し指を立ててみると、景色は隠れること無く全て見えるし、指も見えているはずだ。次に、片方ずつ目を瞑ってみれば、それがなぜか分かる。
人間は両目から入ってくる風景のいいとこ取りをして、頭の中で再構成するようだ。それは両目視差だけでは無く、明暗の感覚、前後の感覚、時間なんかも相当歪めて、パッチワークしているっぽい。
従って、いいなって思った景色を、ただそこに立って写真を撮っただけでは、まったく雰囲気が違って落胆することになる。
写真のうまい人って、良いと思った景色のエッセンスを画角内にうまく配置でき、不要なものや重要でないものをカメラの機能等を駆使して排除できるスキルを持っているんだろうな。いいなぁ。
04/08 新潟市東区古湊町 新日本海フェリーターミナル
Canon PowerShot S100
JPG×3→Photomatix / TpzAdjust / Photoshop
Tags #乗り物 #船 #新日本海フェリー #車 #トラック
f値だけ上げてしまって、映像処理チップ任せなビビッドな写真がもてはやされる現状は、やはり、スマートフォンで撮った画像・映像ありきっていう現状の表れかとも思います
逆にそういう写真しか発表していないような自称「写真家」の影響してくれる画像は無視していい時代なのかな?とか思います
論点を理解しているか自信ありませんが、
アナログでもデジタルでも現実世界から切り取る部分を取捨選択している点は変わらないのだと思います。
アナログ時代ではセッティングを決めてからシャッターを押すまで(または現像まで)そういった作業をしますよね。
デジタルだとそこに自動、手動のレタッチが加わり、いくらでもその作業が行えます。
私にしてみれば、そういったものが写真でないと言う意見が良く分かりません。
アナログの写真だって「真実を写している」ものでは無いですから。
言いたかったことは、人間が風景を目にしたとき、このデジタル時代の再構成(レタッチ)に相当する作業を脳内でやっているので、ただシャッターを押しただけでは、その時の気持ちは伝わらないんじゃないか、ということですね。
記事の考察ですと
肉眼両目>>>>>>>>>>>>>>>>>>>肉眼単眼、写真
て感じですけど、じゃあ片目失明している人間は
実際の景色を見ても写真と同等の風景としか受け取れないですかね?
個人的に言わせてもらえば
肉眼両目>肉眼単眼>>>>>>>>>>>>>>>>>>写真
てところです。
なんでこうなのかって言うと、既存のカメラの性能では肉眼に比べて
レンズ、センサーの性能が圧倒的に劣っているからですね。
あとは、紙やモニターという再現媒体の限界。
シンプルな問題ですね。
>じゃあ片目失明している人間は実際の景色を見ても写真と同等の風景としか受け取れないですかね?
そんなことは言っていませんよ。
両目視差だけでは無く、明暗の感覚、前後の感覚、時間などを脳内でパッチワークしていると書いています。
>なんでこうなのかって言うと、既存のカメラの性能では肉眼に比べて
>レンズ、センサーの性能が圧倒的に劣っているからですね。
拙い文章では読み取れなかったかも知れませんが、同じ結論になっていると思います。
その限られた性能を駆使して、風景から伝えたいエッセンス切り取るスキルを持っている人が、「写真のうまい人(写真家)」であると結んでいます。