Android や iOS の GPS アプリで高度(Altitude)が表示されるものがありますが、アプリによって高度の数値が違う場合があります。 実際の海抜より数十メートルほど大きい値を示しているアプリは、GPS の生の高度を表示しています。 GPS が出す高度値は、地球の形を近似した楕円体(WGS84楕円体)からの高さ(楕円体高)を表していて、日本付近では約40mほどずれた値になります。 これを標高に直すには、その地点に応じたジオイド高を減算してあげる必要があります。 このジオイド高は、衛星などによる観測によって得られた値で、その地点ごとに違うことになります。 専門的なアプリで無い限り、このジオイド高による補正が行われていないため、先のようなずれが生じます。
いくつかインストールした限りでは、下記のアプリケーションでジオイド高による補正がされているようです。
- GPS Test(Android)
このアプリは、設定の中に「Adjust altitude」という項目があり、ジオイド高による補正をオン・オフできます。実際に、どのくらい差があるのか確かめることができます。 - My Altitude(iOS)
デバイスのセンサー値(Device Sensor)とダウンロードした NOAA の標高データ(Data File)から、現在地の標高を表示できます。ただし、センサー値を補正した表示は行えないようです。 Commander Compass Lite(iOS)センサー値っぽいので削除
特に説明は無いのですが、右上の3行目が標高を表しているようです。
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