DOMDocument クラス
(PHP 5)
導入
HTML ドキュメントあるいは XML ドキュメント全体を表し、 ドキュメントツリーのルートとなります。
クラス概要
$exclusive
[, bool $with_comments
[, array $xpath
[, array $ns_prefixes
]]]] )$uri
[, bool $exclusive
[, bool $with_comments
[, array $xpath
[, array $ns_prefixes
]]]] )プロパティ
- actualEncoding
-
非推奨。ドキュメントの実際のエンコーディング。 読み込み専用で、 encoding と同等の内容です。
- config
-
非推奨。 DOMDocument::normalizeDocument() を実行する際に使用する設定。
- doctype
-
このドキュメントに関連付けられた文書型宣言
- documentElement
-
ドキュメントの子ノードであるドキュメント要素に対し、 直接アクセスするために便利な属性
- documentURI
-
ドキュメントの位置。未定義の場合は
NULL - encoding
-
XML 宣言で指定したドキュメントのエンコーディング。 この属性は、DOM Level 3 の最終的な仕様には存在しません。 しかし、この実装で XML ドキュメントのエンコーディングを扱うにはこれを使用するしかありません。
- formatOutput
-
字下げや空白を考慮してきれいに整形した出力を行う。
- implementation
-
このドキュメントを処理する DOMImplementation オブジェクト
- preserveWhiteSpace
-
余分な空白を取り除かない。デフォルトは
TRUE - recover
-
プロプライエタリ。 リカバリーモードを有効にし、整形式でないドキュメントのパースを試みます。 この属性は DOM の仕様にはなく、libxml に固有のものです。
- resolveExternals
-
文書型宣言で外部エンティティを読み込む際に
TRUEを設定する。 XML ドキュメントに文字エンティティを含める際に便利です。 - standalone
-
非推奨。 そのドキュメントがスタンドアローンかどうかを XML 宣言で指定したもの。 xmlStandalone に対応します。
- strictErrorChecking
-
エラー時に DOMException をスローする。デフォルトは
TRUE - substituteEntities
-
プロプライエタリ。 エンティティの置換を行うかどうか。 この属性は DOM の仕様にはなく、libxml に固有のものです。
- validateOnParse
-
DTD を読み込んで検証する。デフォルトは
FALSE - version
-
非推奨。 XML のバージョン。 xmlVersion に対応します。
- xmlEncoding
-
XML 宣言の一部として、このドキュメントのエンコーディングを 指定する属性。指定されていない場合や不明な場合 (たとえば ドキュメントがメモリ上に存在する場合など) は
NULL - xmlStandalone
-
XML 宣言の一部として、このドキュメントがスタンドアローンか どうかを指定する。指定されていない場合は
FALSE - xmlVersion
-
XML 宣言の一部として、このドキュメントのバージョン番号を指定する。 バージョン番号が定義されておらず、ドキュメントが "XML" の機能を サポートしている場合は、値は "1.0"
注意
注意:
DOM 拡張モジュールは UTF-8 エンコーディングを使用します。ISO-8859-1 エンコーディングのテキストを扱うには utf8_encode() と utf8_decode() を使用します。またその他のエンコーディングを扱うには Iconv を使用します。
目次
- DOMDocument::__construct — 新しい DOMDocument オブジェクトを作成する
- DOMDocument::createAttribute — 新しい属性を作成する
- DOMDocument::createAttributeNS — 関連付けられた名前空間に新しい属性を作成する
- DOMDocument::createCDATASection — 新しい cdata ノードを作成する
- DOMDocument::createComment — 新しい comment ノードを作成する
- DOMDocument::createDocumentFragment — 新しい文書片を作成する
- DOMDocument::createElement — 新しい要素ノードを作成する
- DOMDocument::createElementNS — 関連付けられた名前空間に新しい要素を作成する
- DOMDocument::createEntityReference — 新しいエンティティ参照ノードを作成する
- DOMDocument::createProcessingInstruction — 新しい PI ノードを作成する
- DOMDocument::createTextNode — 新しいテキストノードを作成する
- DOMDocument::getElementById — id に対応する要素を検索する
- DOMDocument::getElementsByTagName — 指定したローカルタグ名に対応するすべての要素を検索する
- DOMDocument::getElementsByTagNameNS — 指定した名前空間で、タグ名に対応するすべての要素を検索する
- DOMDocument::importNode — 現在のドキュメントにノードをインポートする
- DOMDocument::load — ファイルから XML を読み込む
- DOMDocument::loadHTML — 文字列から HTML を読み込む
- DOMDocument::loadHTMLFile — ファイルから HTML を読み込む
- DOMDocument::loadXML — 文字列から XML を読み込む
- DOMDocument::normalizeDocument — ドキュメントを正規化する
- DOMDocument::registerNodeClass — 基底ノード型を作成する際に使用する拡張クラスを登録する
- DOMDocument::relaxNGValidate — ドキュメントを relaxNG で検証する
- DOMDocument::relaxNGValidateSource — ドキュメントを relaxNG で検証する
- DOMDocument::save — 内部の XML ツリーをファイルに出力する
- DOMDocument::saveHTML — 内部のドキュメントを HTML 形式の文字列として出力する
- DOMDocument::saveHTMLFile — 内部のドキュメントを HTML 形式でファイルに出力する
- DOMDocument::saveXML — 内部の XML ツリーを文字列として出力する
- DOMDocument::schemaValidate — スキーマに基づいてドキュメントを検証する
- DOMDocument::schemaValidateSource — スキーマに基づいてドキュメントを検証する
- DOMDocument::validate — DTD に基づいてドキュメントを検証する
- DOMDocument::xinclude — DOMDocument オブジェクト内の XIncludes を置換する