MongoClient クラス
(PECL mongoclient >=1.3.0)
導入
PHP と MongoDB の間を接続します。
このクラスを使って、接続を作ったり管理したりします。典型的な使いかたは、このようになります。
例1 MongoClient の基本的な使いかた
<?php
$m = new MongoClient(); // 接続します
$db = $m->foo; // "foo" というデータベースを取得します
?>
接続の作成に関する詳細な情報は、 MongoClient::__construct() および 接続 のセクションを参照ください。
クラス概要
MongoClient
{
/* 定数 */
/* プロパティ */
protected
string
$server
=
NULL
;
protected
boolean
$persistent
=
NULL
;/* メソッド */
public __construct
([ string
}$server = "mongodb://localhost:27017"
[, array $options = array("connect" => TRUE)
]] )定義済み定数
MongoClient 定数
-
MongoClient::VERSION - PHP ドライバのバージョン。中間バージョンの場合は最後に "+" や "-" がつくことがあります。
-
MongoClient::DEFAULT_HOST"localhost" - ホストを指定しない場合に接続するホスト。
-
MongoClient::DEFAULT_PORT27017 - ポートを指定しない場合に接続するポート。
-
MongoClient::RP_PRIMARY"primary" - プライマリのレプリカセットメンバーを 優先読み込み する。
-
MongoClient::RP_PRIMARY_PREFERRED"primaryPreferred" - プライマリのレプリカセットメンバーのほうを優先して 優先読み込み する。
-
MongoClient::RP_SECONDARY"secondary" - セカンダリのレプリカセットメンバーを 優先読み込み する。
-
MongoClient::RP_SECONDARY_PREFERRED"secondaryPreferred" - セカンダリのレプリカセットメンバーの方を優先して 優先読み込み する。
-
MongoClient::RP_NEAREST"nearest" - 最も近いレプリカセットメンバーを 優先読み込み する。
フィールド
- connected
-
このプロパティに
TRUEを設定するのは、 ReadPreference およびタグセット (レプリカセット接続の場合) に基づいたデータベース接続がオープンしている場合です。 それ以外の場合はFALSEを設定します。 このプロパティは、認証を考慮しません。 - status
-
この接続が持続的なものである場合は、
接続が今回新しく作られたのか以前のものを再利用しているのか。
持続的な接続でない場合は、このフィールドは
NULLとなります。
参考
- 優先読み込み
- 書き込み確認
- 接続
- MongoDB コアドキュメントの » connecting
目次
- Mongo::close — 接続を閉じる
- Mongo::connect — データベースサーバーに接続する
- Mongo::__construct — 新しいデータベース接続オブジェクトを作成する
- Mongo::dropDB — データベースを削除する [非推奨]
- Mongo::__get — データベースを取得する
- MongoClient::getConnections — 開いているすべての接続の情報を返す
- Mongo::getHosts — 関連づけられたすべてのホストの状態を更新する
- MongoClient::getReadPreference — この接続の優先読み込みを取得する
- Mongo::listDBs — すべてのデータベースの一覧を取得する
- Mongo::selectCollection — データベースコレクションを取得する
- Mongo::selectDB — データベースを取得する
- MongoClient::setReadPreference — この接続の優先読み込みを設定する
- Mongo::__toString — この接続の文字列表現