第 30章libpq - C ライブラリ
- 目次
- 30.1. データベース接続制御関数
- 30.2. 接続状態関数
- 30.3. コマンド実行関数
- 30.3.1. メイン関数
- 30.3.2. 問い合わせ結果の情報の取り出し
- 30.3.3. 他のコマンド用の結果情報の取り出し
- 30.3.4. SQLコマンドに含めるための文字列のエスケープ処理
- 30.3.5. SQLコマンドに含めるためのバイナリ文字列のエスケープ処理
- 30.4. 非同期コマンドの処理
- 30.5. 処理中の問い合わせのキャンセル
- 30.6. 近道インタフェース
- 30.7. 非同期通知
- 30.8. COPYコマンド関連関数
- 30.8.1. COPYデータ送信用関数
- 30.8.2. COPYデータ受信用関数
- 30.8.3. 廃れた COPY用関数
- 30.9. 制御関数
- 30.10. 雑多な関数
- 30.11. 警告処理
- 30.12. 環境変数
- 30.13. パスワードファイル
- 30.14. 接続サービスファイル
- 30.15. 接続パラメータのLDAP検索
- 30.16. SSLサポート
- 30.17. スレッド化プログラムの振舞い
- 30.18. libpqプログラムの構築
- 30.19. サンプルプログラム
libpqは、C言語のアプリケーションプログラマ用のPostgreSQLインタフェースです。 libpqは、クライアントプログラムからPostgreSQLのバックエンドサーバに問い合わせを渡し、その結果を受け取るためのライブラリ関数の集合です。
libpqは、C++、Perl、Python、Tcl、ECPGなどを含む、PostgreSQLの他の各種アプリケーションインタフェースを支えるエンジンでもあります。 従って、libpq の動作は、これらのパッケージを使用する人にとって重要なものになります。 特に、項30.12、項30.13、および項30.16にて、libpqを使用する全てのアプリケーションのユーザから見える振舞いを説明します。
本章の最後に、libpqの使い方を示す、数個の短いプログラム(項30.19)があります。 また、ソースコード配布物内のsrc/test/examplesディレクトリに、libpqを利用したアプリケーションプログラムの完全な例があります。
libpqを使用してフロントエンドプログラムを作成するには、libpq-fe.hヘッダファイルのインクルードと、libpq ライブラリとのリンクが必要です。