([ゼビウス] AC版ゼビウスに総攻撃がプログラムされていた (2) からのつづき)
検証用コードを準備しましたので、試せる環境のある方は参考にしてください。なお、書き換えにあっては自己責任でお願いいたします。
総攻撃検証コード
検証に必要なもの
ROM データはご自身の所有するアーケード基板より取得していただきますようお願いします。検証にはバイナリエディタ(Stirling 以外でも構いません)を準備してください。Stirling は Windows10 でも動作しますが、アップデートされていないためか遅い場合があります。
- Stirling(スターリング) Vector/バイナリエディタ
- XVI6 に相当する ROM データ(4096バイト)
書き換え箇所とデータ
XVI6 に相当するデータファイルを Stirling で開いて 0x003C からの3バイトを下記のように変更します。以降の 0x003F ~ 0x00C6 まではすべて 00 で埋めていただければ OK です。書き換え終わったら保存(Stirling なら変更前のバックアップファイル .bak も保存されます)して終了です。
CODE A2
#003C: F0 02 A2
下記のスクショでハイライトした部分を参考にしてください。

エミュレータ実装の市販ソフトなどを書き換える場合
EXE ファイルなどをバイナリエディタで開き「20 10 C8 10」のバイト列を検索すると、変更箇所付近がヒットすると思います。前項のスクリーンショットを参考にして対応する箇所を書き換えてください。
なお、ISO イメージにバックアップしたものを直接バイナリエディタで書き換えても構いません。その場合は複数個所がヒットすると思いますが、ベンチマーク版かと思いますので両方書き換えてください。SUPER は微妙な違いがあるので前述のバイト列ではヒットしません(攻撃パターンのマップも異なると思いますので動かないと思います)。
他の総攻撃パターンを試す場合
書き換えコードの A2 の箇所を、B2 または A3 にするとそれに対応する総攻撃パターンを試せます。
CODE B2
#003C: F0 02 B2
CODE A3
#003C: F0 02 A3
最後に
書き換え箇所がちょうどエリア1の範囲になり、エリア2からは通常のゼビウスに戻ります。ただし、A2 と B2 はスパリオがキャラ化けしてしまい、つぶつぶや色のおかしいカピやザカート弾(一度ミスすれば戻る)を撃ってきます。とは言え、恐らくこの攻撃を抜けられる方はいないでしょう。しかし、A3 は頑張れば抜けられると思いますので、腕に自信のある方はぜひ挑戦してみてください。
上記のコードでは強制発動を維持させるため、結構な範囲を書き換えています。しかし、条件としては最小1バイトで済むため、何らかの理由(ROM の読み出しに失敗したり)でバグった場合に発動する(していた)可能性はあると思われます。もし、当時この光景を目撃していたとしたら相当な騒ぎになったはずですが、今まで聞いたことがありません。
またひとつ、ゼビウスの謎が解かれました。
もしかしたら、エリア1のボザログラムをある順番で破壊したら...、とか何らかのトリガーが全16エリアのどこかに存在している可能性は依然として残ります。いつかすべての謎が解かれ、真のエンディングが訪れることを期待します。
([ゼビウス] AC版ゼビウスに総攻撃がプログラムされていた (4) につづく)
どのモードも動画と同じ様に出来ました…A3ですら難しく無理^^;
後で「 NAMCO HISTORY Vol.1版」と「SUPER1500版」でも試してみます。(基板は持ってなぁーい^^;)
ありがとうございます。
さっそくお試しいただきありがとうございます。
ULTRA2000は持ってますが試していないので情報もありがとうございます。
久しぶりにナムヒス1出したけど、説明書のソルバルウ(ペーパークラフト)を作りたくてしょうがない。
だが切りたくもない...^^;