2014年12月 : してログ

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カーオーディオを買い替えて、常時確認できる時計が無くなったので、この PZ-656 ドットスクロールクロックを購入しました。 デジタル時計でも、7セグメントのやつは好きじゃないので、ドットフォントタイプのものを探しました。 これがなかなか無かったんですが、ようやく見つけたのがこの製品という訳です。 フォントが好みでは無いものの、安いしポイント全額支払いが可能だったので、即購入しました。

取り付け

ボタン電池タイプで電源配線は不要です。 金属のステーが付属しているので、好きな角度に曲げて、ダッシュボードなどに両面テープで固定することができます。 このステーを上下逆に取り付ければ、吊り下げるように取り付けられるよう、便利な作りになっています。

設定と使用方法

基本的には、電波時計なので設定不要なのですが、以外な落とし穴がありました。 取り付け後に、電波受信して時計を合わせようよ思っていたのですが、何度やっても受信しません。 どうやら車の中だと、電波を拾えないらしく、いったん取り外して電波状態の良いところで受信する必要がありました。 確かに車の中だと、金属に囲まれていますし、障害となる電波源がたくさんありそうです。 時計がずれたら、また取り外して受信しなければならないのなら、あまり使い勝手は良くないです。 電波時計ですので、放っておけば自動的に時刻を合わせてくれます。 すぐに合わせたいときは、背面の WAVE ボタンを2秒間押せば受信を開始します。 最初、何回やっても受信せず、車内では無理なのかと思いましたが、翌日には正常受信をしたアイコンが表示されていました。 受信しないような場合は、屋外などで電波アイコンを頼りに電波の入る場所を探してみる、天候が原因な場合は別の日に試してみる、などを試してみましょう。

マニュアル設定ができない機種なのかと思いましたが、マニュアルを見ると、電波受信中でないときに MODE ボタンを2秒以上押すことで可能なようです。 マニュアル設定モード中は、裏側の UP ボタンで設定や数字の変更、MODE ボタンで次の項目へ移れます。 この辺は、少し分かりにくかったように思います。

総合評価:★★☆☆☆

表示は液晶だけあって、昼間でもやや見づらいと思います。 正面から見ないと見えづらく、正面からでも光の当たる角度によっては見えづらいです。 夜は当然見えませんが、側面の LIGHT ボタンを押すと5秒間だけ青色のバックライトが点灯します。 このバックライト点灯時も、やや見づらいと感じました。 青色 LED を使いたいのは分からんでも無いですが、他の色の方が見やすくて目にも優しいように思います。

フォントはポップな感じで、右側の縦線が太くなっています。 これは数字によっては視認しづらいので、もっと普通なフォントでも良かったと思います。 そしてこの製品のウリであるスクロールして数字が変わる仕掛けですが、これも実際動いているのを見ると、あまり目立ちません。 大きい数字のほうは1分に1回しか変わりませんから、数字の小さい秒の桁がちまちま動いている印象しかありません。

以上、車内用のデジタル時計としては向いていないのかなと思いました。 以下、まとめ。

  • 配線の必要が無く、ステーと両面テーブで車内の自由な場所に設置できる
  • 車内では電波時計の電波が受信できない場合がある(というか愛車では全く受信しない)
  • 液晶は視認しづらい&夜見えない(自ら光る LED のほうが適している)
  • スクロールのし掛けが目立たない
  • 手動時間合わせの方法が分かりづらい
この製品を改善するとしたら
  • ドットを増やして、フォントを数種類から選べるようにする
  • スクロールは横にして、時刻と日付を交互に切り替える
  • LED にする(外部電源もやむなし)
  • 太陽光充電(でも充電池はマズイかな)

追記

この製品ですが、一番下のラインが異常表示して数字が読みにくくなる欠陥があるようです。 メーカーに問い合わせたところ、保証は無いとのことでしたが、ご厚意により交換対応していただきました。 しかし、交換品も1年も経たずに同じ症状になってしまいました。

評価変更:☆☆☆☆☆

数字の動きとかは気に入っていたのですが、耐久性が無さすぎますので、評価ゼロとしました。 数字も見にくかったし、結果的には買って損したという思いです。

レイヤーの順序を変更していたりすると、ポップアップの枠が最上位に表示されなくなることがあります。 調べた CSS のクラス olPopup に、z-index を指定してみましたが、OpenLayers が生成する際に再設定されているらしく、この指定は無視されました。 下記のように再々設定をしてみたところ、希望通りの表示になりました。

map.addPopup(popup);
$(".olPopup").css("z-index", 10000);

OpenLayers のタイルレイヤーで、画像が無いエリアにエラー画像が表示が表示されないようにする方法です。 タイルレイヤーの範囲外の部分や、データが提供されていないズームレベルで、エラー画像で埋め尽くされるのを防ぎ、後ろのレイヤーを透過させることができます。

エラー画像は、olImageLoadError というクラスが付いていますので、下記のように非表示を強制するよう CSS を記述すれば OK です。

.olImageLoadError { 
    display: none !important;
}

ネットショップで頼んだ商品の配送がメール便でした。 メール便は安い代わりに、ポストまで配達で、受け取りのサインなどいらないサービスです。 今回、こちらのミスなのか、モールの仕様が(最近アップデートされたようなので)原因なのか、登録済みの配送先の社名が抜けていたために、住所不明リターンになってしまいました。

このような場合、電話連絡なしで無慈悲に送り返されるということが、今回わかりました。 確かに、82円じゃあ仕方ないですが、他店で200円ぐらいの商品で、送料無料で600円ぐらいだったので、まさかメール便だとは思ってませんでした。 今度ネットショッピングするときは、良く確認してメール便対応のところは避けようと思います。

あと、今回は注文の最終確認で配送先住所をよく確認しなかった私が悪いのですが、そのショップはメール便の番号を発送通知しませんでした。 せめて発送通知に、メール便番号があれば配送状況を確認できたので、こういうところは大事だと思います。 最近、おもてなし精神が失われ、合理主義的な社会になってきていますが、「安かろう悪かろう」というのでは無く、「安かろうでも良かろう」というのが日本的だと思います。

今回はカーナビについてレポートします。 本機には標準で、iGO Navigation がインストールされていますが、日本の地図は入っていません。 日本の地図データ自体が用意されていないので、追加購入も無理なようです。 従って、iGO Navigation を削除して、Google ナビなど別のアプリを用意する必要があります。

iGO Navigation の削除

iGO Navigation は、地図データを含めると3GB以上の容量がありますので、残しておく理由はありません。 なお、必要ならバックアップを行ってから削除してください。

  1. [設定>アプリ>iGO Navigation]を選択して、アンインストールします
  2. ES エクスプローラなどで、iGO の名前のフォルダ(消した後なのでどこにあったか覚えていない)を探して、それを削除します
(Google)マップのインストール

普通に Google play より、(Google)マップをインストールしてください。 ついでに、Google 日本語入力を入れておくと、目的地の入力で音声入力が使えます。

ナビの使用感

とにかく動作が重くて常用は厳しいと思います。 アップデートされて便利になったのと引き換えに、このアプリの要求する処理能力がかなり高くなっているのが原因でしょう。 タップしてもすぐに画面が切り替わらず、時には触れてなかったかなとか、フリーズしたのかと思うほどです。 また、ナビゲーション中も地図の更新が追いつかなくて、交差点を通り過ぎてしまったり、向かっている方向を見失ってしまうなど、実用的面でもギリギリだと感じます。 3D表示は無くて良いので、低スペック用の表示モードを用意していただきたいものです。

目的地の検索は、施設名や電話番号、住所での検索ができ、まさに得意分野といった感じです。 また、音声での検索ができますが、ソフトキーボードのレスポンスが悪いこともあって、通常はこちらを使った方が早いような気がします。 注意点はマイクアイコンをタップして、一呼吸置いてから話し始めることです。 なぜなら、間髪入れずに「ビックカメラ」と発声しても、「カメラ」しか聞き取ってくれないからです。

最大の問題点

TD730A にはジャイロセンサーや、加速度などといったセンサーが非搭載となっています。 このため、Google マップのコンパスモードが利用できません。 ナビにおいても、ジャイロコンパスの補助が得られていないためか、進行方向に地図が向かなかったり、向きが変わるのが遅かったりするようです。 また、ビル陰などに入って GPS の受信状態が悪くなると、位置とともに方向も飛び始めるようです。

進行方向の計算が GPS のみの場合、静止状態に近いほど方位を知ることが困難になるはずです。 確かに、タブレットのように手に持って使うデバイスでは無いので、センサー類を省いてコストを抑えようというのは理解できます。 しかし、ジャイロセンサーについては、ことナビにおいて重要であるだけに、非搭載はありえないと思います。 この辺は、使ってみればすぐに分かるはずなのですが、この手の Android 車載機にはジャイロセンサーは搭載されていないようです。 (タブレットとして切り離しのできるタイプは搭載されているかも知れません)

まとめ

とにかくレスポンスが悪いので、ナビ利用がメインの人は代替案を探したほうが良いと思います。 有料アプリで探すか、専用ナビをコンポジットビデオ入力する(操作の問題はあるが)か、AirReceiver などのアプリを使って iPhone の画面を飛ばすという荒業もあります。

Google マップが使えれば、ナビも手に入ると思っていただけに、この結果は残念でした。 快適に使えるためには、処理速度の面では最低でも倍の性能、そしてジャイロセンサーの搭載が必要だと思います。 しかし、それでも専用ナビと比べると、車速や加速度を利用した位置の推算までは出来ないと思うので、トンネル内やビルの谷間などで差がありそうです。

おまけ:ジャイロセンサーが欲しい

スマホやタブレットに当たり前のように付いているジャイロセンサーですが、図らずも今回その重要性に気づきました。 そこで、どうにかジャイロセンサーを後付けできないか調べてみました。

まず、先に書いたように通常の Android 端末には当たり前に付いているため、後付けの製品自体が存在しません。 Android と通信では、USB、Bluetooth、Wi-fi がありますが、一番可能性の高いのは USB です。 検索してみると、業務用らしいものが2種類、電子工作のパーツらしきものが1種類ありました。 しかし、業務用のものは高い(5万~7万)ですし、パーツの方は販売終了していました。

しかし、これらを繋いだところで利用できないはずです。 USB デバイスと通信し、Android のセンサーマネージャとを繋ぐデバイスドライバを書かないとだめなはずです。 安い秋月電子の TDS01V のような製品が手に入れば、トライしてみようかとも思いますが、残念ながら入手不能ということで、手詰まりとなってしまいました。

電子工作に詳しい人であれば、何のことは無いのかも知れません。


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今回はビデオプレイヤーについてレポートします。 標準のビデオプレイヤーは、アスペクト比の維持ができないのと、DivX などが再生できなかったので、利用を断念しました。 ただし、画面アスペクト比16:9 の mp4 しか再生しないという場合、あるいは表示が潰れても気にしないのであれば、このプレイヤーでも良いと思います。 標準プレイヤーなら、レジュームも自然にでき、インターフェイスがシンプルで車向きです。

MX Player が最適

本当は PC でメインで使っている VLC for Android beta を使いたかったのですが、車という環境で使うとなると不便な点もあり、MX Player 一択といった結果となりました。 その理由は下記の通り。

  • フォルダ内の動画を連続再生(ミュージックビデオを主に再生したい)
  • アスペクト比を維持した再生が可能
  • サポートしている動画フォーマットの多さ(試した中では DivX の1本だけ正常に再生できませんでした)
  • レジューム再生(電源OFFからの場合は[アプリ起動>再生ボタン]の操作が必要)
  • バックグラウンド音声再生

ミュージックビデオを通常のオーディオの感覚で再生できる点が特に重要でした。 VLC では、再生が終わる度にファイル一覧に戻ってしまい、次の曲を選び直さなければなりません。 また、レジューム機能が無いと、少し車を離れるときなど、先頭のファイルに戻ってしまい、使い勝手が良くありません。 MX Player は、レジューム機能を持っていますし、[設定>General>Shutdown delay]を設定しておけば、その時間内での復帰(ただし、OFF中も再生はされ続けるので、エンジンを切った所で一時停止にはなっていません)はエンジンを掛けるだけです。

レジューム再生の注意点

エンジンOFF後、シャットダウン・ディレイを過ぎて電源もOFFされた場合は、アプリ(MX Player)も含めて Android 自体がシャットダウンされています。 このため、Android の起動アニメーション後、ホームアプリが表示されることになります。 標準プレイヤーであれば、最後に実行していたアプリを自動的に実行してくれて、なおかつレジューム機能も働きます。 MX Player の場合は、手動で起動しなければならないのですが、再生位置は覚えているので、続けて再生ボタンを押すだけで再開することが可能です。 ただし、Shutdown delay で指定した時間も再生が止まっていないため、これを1時間に設定していれば、1時間分の再生がスキップされた位置からの再開になります。 エンジンOFFで画面が消灯するので、サスペンド状態にされているのかと思いましたが、状況からすると動作し続けているように思います。 バッテリーを積んでいないので仕方無いかも知れませんが、サスペンド状態で待機して欲しかったと思います。 少し面倒ですが、戻ったときに続きから観たい場合は、一時停止させてからエンジンを切りましょう。

音声が消えるトラブルも

MX Player で再生しながら、標準アプリを操作すると、バックグラウンドで聞こえていた音声がミュートされ、MX Player に戻ってもそのまま無音状態になってしまうことがありました。 例えば、電話を受けた後に発生したように思います。 この状態になったときは、標準アプリのラジオにいったん切り替えてから、MX Player に戻れば回復するようです。 様々なアプリが複雑なリソースの奪い合いをしますので、このような不調和はある程度許容する必要があります。

その他の操作感

スワイプによる操作が車載機にマッチしていてとても良いです。 特に、画面右側を上下にスワイプで画面の輝度を調節できるのは、夜の運転で画面が眩しいとき素早く対応できます。 画面の輝度は、ライトに連動して変化するようにも設定していますが、それではまだ眩しいと感じるときがあります。 また、音声をミュートしたいときは、画面右側を下にスワイプすれば良いです。

その他、シングルタップで表示される操作パネルの表示時間が短いと感じたので4秒に設定しました。 また、操作パネル表示時に再度タップすることで、再生を一時停止するように設定するのがお勧めです。 左右のスワイプは、早送り&巻き戻しですが、ここは次の動画&前の動画に設定できたら完璧でした。

広告

無料版に表示される広告ですが、オフラインで利用する分には表示されないので、無料版で十分だと思います。 これは他の無料アプリにも言えることなので、広告はあまり気にならないと思います。


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Windows 8.1 をゲスト OS としてインストールしたところ、最初は USB が使えませんでした。 仮想マシンに、USB コントローラがインストールされていないのが原因です。 また、USB xHCI コントローラが入っている場合も、USB EHCI+UHCI コントローラに入れ替える必要があります。

  1. 仮想マシンをシャットダウンします
  2. 仮想マシンの設定を開き[ハードウェア>追加>USBコントローラ>EHCI+UHCI]を追加します
  3. 仮想マシンを起動します
参考

そのままでは「リモートコンピュータには、お使いのコンピュータでサポートされていないネットワークレベルの認証が必要です。サポートが必要な場合は、システム管理者かテクニカルサポートに問い合わせてください。」と表示され、接続できません。 この場合、WindowsXP SP3 であれば、下記のレジストリを変更することで接続できるようになります。

  1. レジストリエディタを開く(ファイル名を指定して実行>regedit)
  2. [HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Lsa]にある[Security Packages]の最後に行を追加し[tspkg]を入力する
  3. [HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\SecurityProviders]にある[SecurityProviders]の末尾に[, credssp.dll](カンマを忘れずに)を入力する
  4. OS を再起動する

別な方法としては、Windows8.1 の認証レベルを変更することでも可能です。 この場合、Windows 8.1 の[システムのプロパティ>リモートネットワーク レベル認証>リモート デスクトップを実行しているコンピューターからのみ接続を許可する (推奨) ]のチェックを外します。

Android4 の車載機が出るのを待ち続けて最近すっかり忘れておりましたが、前回導入を断念した XTRONS から出ていたようです。 色々と面倒な海外通販ではなく、日本市場向けに出していただける、とてもありがたい存在です。 今回購入した「TD730A - 7”Android4.1デジタル 2DIN 車載PC」を何回かに分けてレポートしていきたいと思います。 なお、タイトルに Android4.1 とありますが、入っているのは Android4.2.2 です。

(TD730A)XTRONS 2DIN 7インチ Android4.2.2 パネル角度調整可 車載PC DVDプレーヤー・静電式タッチスクリーン・3G WIFI GPS ブルートゥース iPod対応 USB

設置にはいくつか加工が必要

パッケージには紙の取扱説明やクイックセットアップなどといったものが一切入っていません。 結線情報等は、ホームページを見て確認する必要がありますので、このページをプリントアウトして作業をしましょう。

ハーネスの加工
付属のものは汎用ISOコネクタなので、ギボシ端子に加工する必要があります。具体的には、コネクタ部分を切り落として、ギボシ端子を取り付けて行けばOKです。ただし、オスとメスがありますので、車側のハーネスの対応する色のものを見て合う方を付けていきます。国内メーカーの場合は、最初からギボシ端子になっているので、この辺は注意が必要です。

↑左がギボシ(オス・メス)、右がクワ型端子(アース用)
(カー用品店にあり、加工に電工ペンチが必要です)

↑ソケットを切り落とし、このように加工しました
(ギボシのオス・メスは、車側のハーネスを見て対応させてください)
CD/DVD 保護ネジの取り外し
本体上部にある二箇所の保護ネジを取り外しておきます。黄色いシールに「REMOVE BEFORE ...」と書いてあったのを見落とし、初期不良かとサポートに問い合わせてしまいました。

↑サポートが送ってきた画像
(写真とは違い配線図は無く、英語で注意書きがされていました)

↑取り外したネジ
ブラケットの取り付け
車側から取り付け用ブラケットや、スペースを確認しておきます。私の場合は、取り付け位置の幅が狭くて加工する必要がありました。車側の穴を少し狭くするようなフレームが、プラスチックを溶解する加工で取り付けてあり、それを取り外しました。ブラケットも、付属のネジではうまく取り付けられなくて、別のネジやワッシャが必要になってくるかも知れません。ここでは仮締めなため、少しゆるく止めておきます。
ディスプレイフレームの取り付け
本体と車の隙間を目立たなくするものなので、気にならないなら取り付け無くても良いと思います。本体の前側から入れますが、かなりキツイので破損しないように注意が必要です。
車への搭載
バッテリーのマイナス端子を外して、ハーネス、アンテナ、GPSアンテナ、iPodケーブル等を接続します。アースは車側のハーネスにありましたので、そこに接続しました。ブラケットで本体の位置を微調整して締め固めます。USBケーブル等は、裏からグローブボックスに出しました。
GPSアンテナの配線
GPSアンテナは、ダッシュボードの裏から、Aピラー(取り外しが必要)を通して、ダッシュボード上に出しますが、これは車屋さんにお願いしました。GPSアンテナのプレートは付属していないので、気になる人はこういうのを買うか、自分で作ってください。
セットアップ

日本市場向けの製品ですが、初期設定が日本向けになっていません。

言語の設定とキーボードの変更
設定画面[Setting>Language & input>Language]から「日本語」を選択します。
日付の設定
設定画面[設定>日付と時刻]を開き、タイムゾーンを「GMT+09:00 日本標準時」、だいたいの時刻を入力後、「日付と時刻の自動設定」にチェックを付けておきます。
ラジオの受信地域の設定
設定画面[設定>General>Extra settings(パスワード123456)>Select radio region]を「日本」に設定します。初期のままだと、87.5MHz 以上のFM局しか選局できないので注意が必要です。
走行時の視聴制限を解除
設定画面[設定>General>Extra settings(パスワード123456)>Brake setting]を「CLOSE」に設定します。標準の動画プレイヤーで映像が出るようになります(恐らくこの機種は車速ケーブルを接続する場所が無いので、常時映像がオフになっていると思います)。
製品レビュー(標準機能編)
パッケージ
取扱説明書やクイックセットアップなどの紙が入っていないのは、とても不親切です。本体にデジタルの説明書が入っているようですが、手動でAPKをインストールしなければならず、何の説明も無いまま辿り着くのは不可能だと思います。最低限、結線の説明とデジタル説明書のインストール方法は入っているべきでしょう。なお、本体に動画の操作デモが入っていて、これを見ればだいたい分かりますが、ピントが固定されていないのでとても見にくいです。これらの説明書がホームページ上からダウンロードできないのも不親切です。
汚れ、キズ、破損
汚れ、キズ、破損があり、品質はあまり良くないと思います。破損については、ディスプレイフレームのプラスチックが割れていて今にも取れそうになっていました。サポートにメールしましたが、一切の謝罪が無かったことを付け加えておきます。取り付けてみると、隠れて見えない場所でしたので、最終的にはこのまま使用することにしましたが、一言あるのと無いのとではだいぶ違いますよね。

↑割れていた部分(新品で買いましたが、再生品かと疑います)
ディスプレイ
前回マスクがズレていて一部表示が隠れてしまっていましたが、そのようなことはありませんでした。コントラストや発色が、iPhone や Nexus7 などと比べると見劣りしますが、値段相応かと思います。保護フィルムが綺麗に貼られていないためか最初、映りが良くない印象でしたが、これを剥がしたところ良好な表示になりました。アスペクト比は、若干狂っているような気がしないでも無いですが、気になるレベルでは無いと思います。
雑な製品加工
3GのUSB端子は使用しないため、USBメモリを接続しています。この端子ですが、内側の金属の枠が変形しており、かなりの力で押し込まないと接続することができませんでした。このままだと不便ですので、USBハブを入れて利用することにしました。

↑内側の枠が変形していて楽に差し込めませんでした
iPod ケーブル
iPod / iPhone を接続するためのケーブルは、一世代前のものです。iPhone5 以降のライトニングはブラケットが必要になってきますので、利用したい場合は同時に注文する必要があります。私は、このケーブルを使用する予定はありませんが、グローブボックスに出しておきました。
パネルオープン機構が危険
CD/DVD や SD カードを出し入れする時は、イジェクトボタンを押すと、パネルが前進しながら仰向けに倒れます。もう一回押すと閉じるのを期待すると思いますが、この製品は閉じません。メディアを出し入れすると自動的に閉じるのですが、そうでない場合は時間が来るのを待つしか無いように思います。問題なのは、出し入れに手間取っていて時間が来てしまうと、お構いなしに閉じてしまうことです。実際、SD カードを半刺しの状態で閉じてしまい、飛び出た SD カードに引っかかって動かなくなってしまうことがありました。これ、指を挟んでしまいそうで、本当に危険です。自動的に閉じるのではなく、常に手動操作にして欲しいと思います。
パネルオープン時の誤操作
メディアを出し入れする際に、タッチパネルに触れてしまうことで、誤操作してしまいます。パネルオープン時は、タッチパネルの操作を無効にするなどして欲しいと思います。
ラジオ
初期設定で受信地域を日本にしないと、87.5MHz 以上の放送局しか入りません。バンドは、FM1、FM2、AM があり、それぞれ10局ずつ記憶できます。ただ、保存した放送局に名前を付けられないのが残念です。
音楽再生(標準プレイヤー)
問題ありません。日本語の曲名もちゃんと表示され、ジャケット写真なども表示できています。ただ、スペアナのようなビジュアライザがあると良かったです。気になったのは、最初から iNand の中に十数曲ほど入っていましたが、著作権はどうなっているんでしょうか? この個体、やっぱり再生品なのかも知れません。
動画再生(標準プレイヤー)
テストで用意した mp4 の動画は問題なく再生できましたが、コンテナやコーデックによっては再生できないものもあり、メインで使うのは厳しいかもしれません。ただ、電源OFF後でもレジューム機能がきちんと働くのは評価できます。また、アスペクト比は維持されず、画面サイズにストレッチされるようです。ディスプレイの解像度は 800x480 ですが、1080P の FullHD 動画をスムーズに再生できる十分な処理能力を持っています。
DVD 再生(標準プレイヤー)
アスペクト比が維持されず、画面サイズにストレッチされるようです。リモコンで、ZOOM 機能がありますが、ひととおりモードを変えても、縦横比を正しく表示させることはできませんでした。DVD に記録されている画面アスペクト比を読み取って表示して欲しいと思います。できれば、黒帯の入っているソフト用にクロップされるモードもあると良いです。
iPod
昔使ってた iPhone3G があったので繋いでみましたが、特に問題なく利用できました。古い iPhone や iPod がある人、もしくはリサイクルショップなどで買ってくれば、調度良いストレージとして使えると思います。
TV、AUX
TVは日本向けでは無いため、AUXは外部入力の機器が無いため、ともに試せませんでした。これらは標準のホームアプリで固定化されているので、消したり並べ替えたりすることはできないようです。標準のホームアプリはボタンのアニメーションがうるさいので、入れ替えた方が良いかもしれません。
ハンズフリー通話(Bluetooth)
ペアリングをするだけで特に問題もなく使えました。連絡先データは、手動でダウンロードしないと表示されません。まだ、数回しか通話を試していませんが、とても快適にできています。ただ、連絡先にある電話番号から掛ってきたのに、名前が表示されなかったと思います。また、着信音がチープなのですが残念なことに変更できないようです。
ナビ(標準ナビ)
日本向けでないこともあり、地図のデータがありません。Google ナビなど別のアプリをインストールする必要があります。他の標準機能はできませんが、ナビだけは設定画面[設定>General>Navi application]でボタンから起動するアプリを変えることができます。また、標準搭載のナビは3GB以上も容量を使っていますので、アプリ(iGO navigation)をアンインストール、地図データフォルダ(/sdcard/IGO)の削除をお勧めします。
その他
エンジン始動で電源が入り、カットでシャットダウンします。エンジン始動中に電源をオフにしたい場合は、HOME ボタン(電源マークがある)を長押しすればよいみたいです。また、設定画面[設定>General>Shutdown delay]でエンジンカット後、何分でシャットダウンするか設定できます。恐らく、これを指定した場合、エンジンカット>スリープモード>設定時間経過>シャットダウン、というような流れになるのだと思います。スリープモードの消費電力が心配ですが、利便性を考えて最大の1時間に設定しました。
ベンチマークテスト

すべての項目において、Poor(貧弱)と判定されてしまいました。 参考までに、Nexus7 のスコアは 17289 でしたので約半分の性能です。 他のスマホでは、Samsung Galaxy Note、Samsung Galaxy Nexus、Sony Xperia S、Sony Xperia T などと同じくらいの性能のようです。 例えば、ナビとして使いたい Google マップはかなり重く快適とは言えない操作感です。 この辺については、また別の記事として書きたいと思います。

アプリ
AnTuTu Benchmark 5.3
スコア
8241
結果の詳細
UX : Android 4.2.2
  マルチタスク      2067
  Dalvik            617

RAM : 463.6 / 996.3 MB
  RAM演算能力       534
  RAM速度           218

CPU (multi-thread) : x2
  整数演算          556
  浮動小数点演算    518

CPU (single thread) : x2
  整数演算          717
  浮動小数点演算    797

GPU : Mali-400 MP
  2Dグラフィックス  441	
  3Dグラフィックス  999 (800x480)

IO : 191.7 / 830.7 MB
  ストレージのI/O   352
  データベースのI/O 425
ここまでの評価

素直に買って良かったと思う製品です。 車載向けの標準アプリの使用感も良好ですし、何といっても Android 4 のフル機能が使える自由があります。 例えば、給油記録アプリをインストールして、燃費計算やオイル交換の履歴を登録したり、ドライブレコーダーの録画を再生するのにも使えます。 Android 4.2.2 では全部は使えないまでも、OK, Google を発声して、音声応答で天気や目的地へのルートを検索させることができます。

しかし、処理速度の面では一番使いたいであろう、Google ナビの利用には遅すぎます。 このためか、交差点を通り過ぎてしまったり、曲がるときの地図の回転が滑らかでは無いため、どこを走っているのか見失うことが多いです。 また、TD730A は、方位センサーや加速度センサー類を一切搭載していないため、車の進行方向は GPS による移動方向で出しているようです。 滑らかな地図の回転が行えないのも、方位センサーが搭載されていないのが一因だと思われます。 また、Google マップのコンパスモードや、センサー類を使うデジタルコンパスなどのアプリも残念なことに機能しません。

今までのカーオーディオは、用意された使い方に合わせるしかありませんが、Android が搭載されることで使い方や機能をアップグレードすることができます。 数日間の使用でも、色々とアイディアが思いついていますので、これからもレポートして行きたいと思います。


他のレポートはこちら

バックアップを復元すると再発することから、バックアップデータに問題があるという疑いになりました。 Apple サポートのアドバイス通りに、iCloud から連絡先とブックマークを、写真は PC を使って手動で戻すことにしました。 他のアプリケーションのデータは捨てなければならないのですが、オンラインに保存するタイプのアプリなら残ることが期待できます。 行った手順は下記の通り。

  1. iCloud に連絡先とブックマークがバックアップされているのを確認しておく
  2. 問題のあるバックアップデータを一旦復元
  3. PC に繋ぎ直して、マイコンピュータにある iPhone デバイスのドライブから写真をコピー(ここで問題があったのは後述)
  4. 端末初期化を実行し、きれいさっぱり消し去る
  5. データの復元方法のところまで来たら、iCloud を選択する
  6. ひと通り処理が完了するのを待つ
  7. PC に接続するが、このとき「新しい iPhone」として登録する
  8. iTunes 上で写真の設定から、共有元を 3. でコピーしておいたフォルダを選択する
  9. iTunes で同期を行えば、写真は iPhone にコピーされる(ただし、この状態ではカメラロールに入っておらず、あくまで PC のフォルダのミラーという形になっている)
  10. iPhone の AppStore を開き、「アップデート>購入済み」の一覧から、再インストールしたいアプリをすべて選択する
  11. 各アプリを開き、アカウント等をひたすら設定していく

以上の操作では、復元できないものは下記の通りです。 これらは、個別に手動復元をするか、きっぱり諦めましょう。 どうしても前のデータを見たくなった時は、最新のバックアップを撮った後、古いバックアップデータを復元すれば確認できます。 iTunes 以外のソフトを使えば、これらのアプリのデータも復元できるかも知れません。

  • メールのアカウント情報
  • MMS のアカウント情報及びメッセージ
  • LINE などのアカウント設定
  • データをローカルに保存するようなアプリのデータ(例えば、燃費計算のアプリを使っていましたが、今までの給油記録をすべて失いました)
  • アプリアイコンの配置
  • 壁紙等
電波を拾えなくなる原因?

写真のバックアップで、PC にコピーするときエラーでうまくコピーができませんでした。 そのデータを調べてみると、ファイル名が空で、種類がローカルディスク、となっているファイルがありました。 これを PC にコピーすると、エラーは出るものの容量1KBのフォルダと同じ名前の付いたファイルができます。 中身はうまく開けないのですが、ある方法を使ってバイナリを見ると XML ファイルのようです。 推測でしかありませんが、このような壊れたファイルが、システム内にもあった可能性が考えられます。


↑ iPhone 側にファイル名が無いファイルがある


↑ PC にコピーすると容量1KBのフォルダ名と同じ名前でコピーされる
(ここでエラーとなりコピーが終了してしまうようです)
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