
月のHDRで検索して出てくる画像は、トーンマッピングで細部強調しましたって感じのばっかりでなんか違うなーって思ってました。HDRって言うからには、あり得ない明暗差を共存させて楽しもうよって思う。昼の部分にエンボスフィルター掛けたみたいなのはHDRじゃないし、そもそも月なんて被写体は普通にブラケットしたところで、新しく出てくるディティールなんか少ないよ。
前置きが長くなってしまいましたが、こないだ失敗した太陽照と地球照のHDRやってみました。前回は2枚しか素材撮らなかったのが原因で、境界付近にバンドが出てしまったので、今回は計18枚撮影してみました。
ISO-100、F5.6、1/250〜1秒(1段刻み9枚)
ISO-400、F5.6、1/250〜1秒(1段刻み9枚)
この中からブレの少ない7枚をチョイスして、ドット単位の位置合わせの後、HDR合成しています。苦労しただけあって、かなりイメージに近い仕上がりを見せました。
<月のHDRの難しさ>
(1) 太陽照と地球照の明暗差があまりにもあり過ぎ、自動ブラケットが使えない
(2) 地球照を写すとき、昼の部分が飽和して太りその部分のディティールが失われる
(3) 月が動くのでシャッター速度を伸ばせない(1秒が限界か)
(4) 風やミラーショックで像がブレてしまうが、カメラのモニターではまず気づかない
(5) 自動位置合わせは機能しないので、手動での位置合わせを強いられる
(6) 白飛びが酷い部分を使っての位置合わせが困難
あ〜あ、月食こねーかな。
9/12 新潟市中央区
Canon EOS Kiss X4/EF300mm1:4L
HDR JPG×7→Photomatix/TpzAdjust/Photoshop
Tags #月
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