• XEVIOUS

ゼビウス（BREW版）

作品概要｜SOL / SP｜エリアマップ｜ワールドマップ
EZアプリ BREW

KDDI携帯電話cdmaOneに配信されていた、BREWアプリプラットフォーム向けゼビウスです。 当時は情報料210円でダウンロードできましたが、現在はサービスが終了しているため入手不能です。

保管しておいた「初代INFOBAR」に入っていたものを、改めてプレイしてみたところ細部まで拘った移植がされていることが分かりました。 マシンスペックから処理落ちが頻発しますが、これは完全移植といって良いすばらしい出来です。 まだプレイできるうちに、記録に残しておきたいと思います。

なお、画面キャプチャができないため、液晶直撮りで不鮮明だったり、モアレが出ていたりする点はご了承ください。

特徴

  • アーケードに忠実移植されている（開発元：インプラス）
  • 解像度が1/2程度になっても違和感無くミニサイズ化されており、SDゼビウスと言った感じがかわいい（機種によってはオリジナル解像度版もあるらしい）
  • ゲームモードは、ORIGINAL、EASY、NORMALがある
    • EASYモード
      • ザッパーが画面内で5連射可能になっている（EASYモードのみ）
      • 空中物の出現パターンの進みが遅い
      • 固定配置の空中物、テラジ（A7,9,11）、ガルザカート（A9,10,14）が出現しない
      • バックゾシー（A13）は、前方3機、後方1機に変更されている（後方はなぜか来ないことが多い）
      • 固定配置の空中物、ブラグザカート（A14,16）は出現する
      • 攻撃パターンテーブル上のテラジ、ブラグザカートは出現しない（ようだ）
    • NORMALモード
      • 空中物の出現パターンはアーケード版に忠実になっている
      • EASYモードで出現しなかったテラジ、ガルザカートが出現する
      • 発弾頻度はORIGINALモードより抑えられている
    • ORIGINALモード
      • アーケードオリジナル版に忠実な攻撃パターン及び発弾頻度になっている
      • 発弾頻度はアーケードと同じように、出現場所によって設定が変わる点まで忠実に再現されている
  • ザッパーはオート（高速・中速・低速）かマニュアル、ブラスターはオートかマニュアルを設定できる
  • ブラスターの当たり判定がアーケード版に比べやや大きい（アーケードではできない距離の同一ショットも可能）
  • 自機の当たり判定はアーケード版に比べやや小さい
  • 自機の移動速度が速く、下に移動するドモグラムや、バキュラを追い越すことができる
  • 70%繰り上げラインが若干アーケードより手前になっている
  • ソルの成長は5段階（アーケードは7段階）
  • 効果音は複数同時再生できないらしく、頻繁に再生しないことがある
  • タルケンとジアラの複合攻撃で、ジアラが発弾する
  • エリア10で地上絵の付近で出現するドモグラムが、出現後しばらく破壊できない
  • エリア12の最後のドモグラムは、得点どおりの動きをする

移植度チェック

開始直後の隠しメッセージ

隠しメッセージが実装されている

アーケード版のコピー基板対策として実装されていた、ゲーム開始直後の右端にある隠しメッセージはそのままの形で実装されていました。 基本的な出し方も一緒ですが、ブラスターの投下間隔が遅いためか、連射していても逃してしまうことがあるようです。

また、右端でザッパー＆ブラスターを連射しているだけでは、トーロイドに体当たりされてしまうことがあるようで、何気に難しくなってしまっています。

ワールドマップ左上のNAMCOのロゴ

エリア7～8の森で確認できる

こちらもコピー基板対策で仕込まれていた隠しロゴで、ワールドマップの左上にあり、エリア7と8の間の森で見ることができます。 アーケード版では森の中を良く見ないと分からないようになっていましたが、BREW版ではちょっとはみ出しており（こんなところまでかわいい）、容易に見つけることができます。

ギドスパリオのオレンジフィルム

ギドスパリオ用の爆発パターン

こちらはアーケード版のバグで、爆発パターンにオレンジの帯が一瞬見えるというものですが、BREW版では残念ながら再現されませんでした。 個人的にはここまでの完全移植をしているなら、爆発パターンを1枚追加するだけなので入れて欲しかったと思います。

これ以外のエリアワープ、森の中の地上物など、アーケード版にあったバグ関係は確認できませんでした（当然ながら再現されていない）。

エリア6の幻のソルは出現しない

こちらはキャラクターオーバーで出現しないソルになりますが、BREW版でも出現しません。

ソルバルウの爆発パターン

細かいところまでよく再現されている

自機の爆発パターンの中に、ソルバルウが上下反転しているパターンが入っていましたが、BREWの低解像度版でも忠実に再現されていました。

ドモグラムが爆発痕の下に潜る

こんなところまで再現されていて脱帽

ドモグラムが爆発痕を潜ったり潜らなかったりする、アーケードにあった仕様を忠実に再現しています。 ここまで細かい点を再現しているとなると、アーケード版と同じスプライトドライバとワーク管理などシステムを作った上で、構築しているのでは無いかと思います。

攻略情報

アンドアジェネシス

エリア4は、ザカートの攻撃が止むまで、画面下端で左右に動いて避け、後はゆっくり撃沈すれば問題ありません。

エリア9は、EASYモードの場合は下りてくるときに即行撃破ができます。 他のモードの場合は、ガルザカートを撃墜できれば即行撃破、そうでなければ画面下で避けて逃がすパターンで行きます。

エリア14の2基は、最初から画面下で避けて逃がすパターンで行きます。 開幕のブラグザカートが運頼みなので、無理して危険を犯す必要はありません。

ガルザカート

誘導弾は明後日の方向から現れる

ガルザカートのブラグスパリオ（誘導弾）が、爆発点と関係ない所から突然現れるため、これを見てから避けるのはまず不可能です。 たまたま当たらない場所にいるか、ザッパーを連射して撃ち落とす以外に有効な対処方法はありません。

この問題があるため、NORMALやORIGINALモードの攻略が難しくなっています。 他の移植度が完璧なだけに、この訳の分からない実装が残念でなりません。

８本ソル全部出し

ぎりぎりだが全出し可能

携帯のキーパッドではかなり難しいが、すべて出現させることは可能です。 自機の速度も速く、ブラスターの当たり判定も大きいのですが、ブラスターの弾速が遅いためか、対地攻撃は弱いみたいです。

問題点

  • 忠実移植に寄った作りが、逆に携帯電話でプレイするには無理があり、携帯電話向け要素やアレンジがもっとあっても良かった
  • 携帯電話向けアプリなのに、コンティニューやエリアセレクトが無いなど、常にエリア1から開始というのは辛い
  • スペシャルフラッグの接触判定が見た目よりも狭く、なかなか取得できないことがある
  • ブラスターのオート設定ではドモグラムやグロブダー、アンドアジェネシスが倒しにくい（オートであってもマニュアル投下は可能だが、周りの優先順位が低い目標に投下されてしまう）
  • ガルザカートのブラグスパリオ（誘導弾）を、見てから避けるのはまず不可能である
  • ガルザカートを撃ち落として1000pts入っているにも関わらず、破裂してスパリオ・ブラグスパリオも放つことがある
  • サウンド関係の設定がオン・オフしか無く、音量が常に大音量になる（機種のせいかも）、BGMが滑らかにループ再生されないなどの問題がある
  • 手前の埠頭の影（エリア5,13）が森のパターンになっている（
    画像
    影に森のパターンが使われている
    ）／対岸の埠頭の影は水色になっている（
    画像
    本来はどちらも黒が正しい
    ）
  • アンドアジェネシスのランプがパレットアニメーションしない（コアとアルゴはアニメーションする）
  • シオナイトが合体して飛び去る際、回転アニメーションしていない




0 件のコメント
名前：
コメント：