3Dクラシックス ゼビウス (3DS) - 3D CLASSIC XEVIOUS

Nintendo 3DSの機能をフル活用した移植作品になっています。 立体視機能を活用し、ソルバルウや空中物の高低差を感じられるようになっており、左右に多重スクロールの雲が流れます。 また、得点などは下画面に移すなど、数あるゼビウス作品の中でもユニークな存在です。

追加要素としては、46番ソルの出現やラッキーフラグ、カンストまでのタイムアタックがあります。 特にラッキーフラグはノーミス進行が前提なため、オリジナルには無い緊張感あふれるプレイ体験が得られます。

両目視差による立体化

3DSの立体視機能を使った場合、地上物と空中物に高低差があるように見えます。 高低差は5段階に調整でき、最大にすると遥か上空を飛んでいるような浮遊感を得られます。

  • 大まかに、背景と地上物、アンドアジェネシス、ソルバルウと空中物、の3レイヤーで構成される
  • 照準は地上物と同じ高度で表示されるが、アンドアジェネシスが出るときだけその高度に切り替わる(背景との視差が生まれる)
  • 地上物のスパリオ(弾)は、ソルバルウと同じ高度まで急上昇するように見える(至近弾が避けにくい)

プレイ感覚

見た目はアーケードに近いのですが、プレイ感覚はかなり違います。 自機が速くかなりテンポ良く立ち回ることができ、ブラスターの判定も広いため難易度は低めです。 とは言え、一部の敵キャラクターの動きが癖があるので、オリジナルの感覚が残っているとミスし易い部分もあります。

  • 地上物を破壊できるチャンスが短いため、一発外しただけでミスに繋がりやすい
  • ドモグラムの移動が遅いため、手前に落とすブラスターがよくスカってしまう
  • タルケンなどかなり下の方まで下りてくるので、ゼロ距離で撃たれてミスしやすい
  • カピとテラジの発弾数が多く、戻って来るとき回避不能なほどの弾幕がばら撒かれる(回り込まない方が良い)

オリジナル版との違い

  • 横画面になって縦が狭いため、アーケード版でできるタイミングでも地上物が破壊できない
  • 画面の両端に雲が表示されるが、その部分にも侵入可能(雲の隙間から本来見えない地形も見ることができる)
  • スペシャルフラッグが出現させただけで1UPとなる
  • 特定の場所にラッキーフラッグが出現し、ノーミスで出し続けるとその本数によって、すべての得点が2倍、4倍、8倍、16倍になる
  • ゲームスタート直後の10点メッセージは、爆発音と得点だけ再現されている(雲の左端でオリジナルより少し上のライン)
  • エリア6の幻のソル(アーケード版ではキャラオーバーで出現しない)が出現する
  • エリア8のドモグラムはオリジナルではほとんど発弾しないが、本作は普通に発弾する
  • カンストを達成するとメッセージが表示されゲームオーバーとなる(無限増えも再現されるがビクついて地上物がズレたりはしない)
  • 自機の移動速度が速い(下に進んでいるドモグラムに追いつくことができる)
  • エリア12の最後のグロブダーがちゃんとバックする(オリジナルは画面外でバックした状態で出現するバグがある)
  • 1万点グロブダーの破壊がオリジナルよりも数段難しいが破壊自体はできる
  • 照準がバキュラよりも下に表示される
  • その他(主観によるもの)
    • グロブダーの移動速度が速い
    • ドモグラムの移動速度が遅いものがある
    • バキュラの下がってくる速度が速い(自機と同速)
    • 空中物の出るタイミングがオリジナルより早くなる箇所がある(エリア2、13など)
    • カピやテラジの発弾数が多すぎる
    • ガルザカートのブラグスパリオ(誘導弾)の動きがオリジナルと異なる
    • ソルを早いタイミングで破壊できる
    • バキュラの当たり判定が狭く、多少重なってもミスにならない
    • 自機の当たり判定が小さめになっているかも知れない
    • ブラスターの当たり判定が若干広いかも知れない

ラッキーフラグ

ラッキーフラグは特定の一点をブラスターで撃つことにより出現し、現在までに4箇所あることが確認されています。

出現場所

出現場所は「複数のドモグラムが集まる中心点」という特徴があります。

  • エリア7の旋回するドモグラムの中心点(
  • エリア10の伸縮運動するドモグラムの中心点(
  • エリア13の最後で左右からドモグラムが2台ずつ出現するラインの中心点(
  • エリア15の伸縮運動するドモグラムの中心点(

ラッキーフラグを出現させると、以降すべてのスコアが倍掛けで入るようになります。 そのままミスせずに連続して出現させた場合、倍々計算で最大16倍まで倍率が上がります。 この時、下画面のスコア表示の色が、青(SCORE×2)、紫(SCORE×4)、赤(SCORE×8)、黄(SCORE×16)に変わります。

通常カウンターストップ(9,999,990pts)まで6時間程度掛かりますが、このラッキーフラグを使うと1時間を切れるまで短縮できるそうです。

出現条件

  • エリア7、10、13は連続3本以下のときに出現する(SCORE×8まで)
  • エリア15は連続4本目となる場合のみ出現する(SCORE×16のみ)

カウンターストップ

初達成は19周目(4時間弱)

カウンターストップ(9,999,990pts)を達成すると、祝福のメッセージが表示されネームエントリーとなります。 この時しばらく操作可能ですが、達成の瞬間から無敵状態になります。

残念なことにクリアタイムはゲームを終了すると消えるため、直後の「きろく」画面を写真で撮らないと分からなくなります。 ラッキーフラグでいかにタイムを短縮するかが面白いのに、なぜこの仕様なのか疑問です。

問題点

アンドアジェネシスのバグ

なんとなく違和感があったので比較してみたところ、アルゴの位置が外側にずれているバグを見つけました。 外側に広がっているだけではなく、本体との繋ぎ目もガタガタしており、破壊すると本来の位置に残骸が移動するという有様です。

スプライトの重ね合わせ位置を間違えているのですが、今さら修正は無いと思われるため悲しい発見でした。 これはアンドアジェネシスもどきでいいでしょうか? やはりプレイ中に感じた違和感は当たっていました。

その他

  • サウンドの音量が大き過ぎて音割れしたような音質になっている
  • シオナイトが離脱する効果音などが重なったときおかしな音が鳴る
  • ドモグラムが不自然にビクつくときがある(ガタっと1ドットずれるような感じ)
  • バキュラに半キャラ程度重なってもミスにならないときがある()/逆に掠った程度でミスになるときがある
  • 下画面に残機表示しているにも関わらず、アイコンが並ぶ20機分までしか分からない(ある程度増えたら「▲×20」みたいに表示して欲しかった)
  • アンドアジェネシス(14面2基目)が出現しないときがある(ネット情報

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