ナムコ クラシックコレクション Vol.1 - NAMCO CLASSIC COLLECTION Vol.1
ゼビウス、ギャラガ、マッピーそれぞれのアレンジ版とオリジナル版が収録されているアーケード基板です。 このオリジナル(完全移植版)は、エミュレーションではない移植作品の中で極めて高い精度で移植されています。
ゼビウス・オリジナル
主な相違点
- 16エリアクリアでエンディングが表示されゲームオーバー(初期設定)の設定が追加された(なおこのモードではエリア16のみ70%死に抜けができない)
- 20,000点エクステンドオンリー(初期設定)が追加された
- ランクアップ(RANK UP = YES)を設定すると2周目以降、敵弾の発弾頻度と弾速がアップしていく(3周目にもなると自機の移動速度とのバランスを欠いて著しく難しい)
- クレジットが入った状態でスタートするため、タイトル画面の光るアニメーション演出を見ることができない
- ブラスターの当たり判定が若干狭いと思われる(あれで当たらないの?ってことが良くある)
- ザッパーとブラスターのボタンを押しながらスタートすると下記を修正したデバッグモードでプレイできる(NORMAL MODE のみ)
- 幻の46本目のソル(エリア6)が出現する
- ギドスパリオの爆発パターン(いわゆるオレンジフィルム)が修正される
- ドモグラムなどが焼け跡の上を通るようになる
- ミスした際のエリアワープが起こらなくなる
- 2P側のソルの当たり判定(破壊には影を撃つ必要がある)が修正される
- アーケード版で存在した仕様やバグについても概ね再現されている
- 2P側のソルの当たり判定が再現されている(アーケード版ではテーブル筐体でないと起こらないが、アップライトしかない本作にも関わらず再現されている/森の背景パターンの相違は再現されない)
- ギドスパリオの爆発パターンのキャラ化け(いわゆるオレンジフィルム)
- アーケード版と同じ設定にしてプレイすると、無限増え(地上物の位置ずれは起きない)、カウンターストップ、残機256で0に戻る現象について再現されていることが分かる
- エリアワープ及びリスタート時に森の中に地上物が現れるバグが再現されている
- エリア12の最後のグロブダーが動くところをかなりの確率で目撃でき、動作前の停止状態で出現することもある(このグロブダーは爆撃を感知してバックするタイプだが、アーケード版ではバグにより動き終わった状態で出現することがほとんど)
- キャラ化け関係(ザカートなど)は再現されていない
- 横並びの地上物が1ピクセルずれる仕様が再現されている
ゼビウス・アレンジメント
ゼビウスの続編タイトルの中で最も完成度が高く、未だにプレイしているプレイヤーも多いタイトルです。 初代ゼビウスから操作性の改善、ランクシステムの進化、新たな敵キャラクター、パワーアップ要素の追加など、大幅に強化されています。
ただ、難易度がスコアラーに媚びた調整となっており、通常エリアをクリアするのも一般人には難しい内容となりました。 特にノーミス侵攻時のランク上昇が激しく、ランク下げししようにも得点エクステンドが無い上、出現テーブル自体もランダム要素が強いため、パターン化が難しいゲーム性となっています。
パワーアップ
専用のアイテムハンガーを用意している割には、パワーアップが1段階しか無く効果も分かり難いものとなっています。 また、パワーアップ後のパワーアップアイテムは得点ボーナスとしての役割しか無く、どっちがメインなのか分からないような実装になっています。
浮上砲台
特定の場所では、砂漠や草原から砲台が浮上して追加される演出があります。 追加される砲台はログラムかデロータですが、その時のランクによってどちらが出るか変化する場所も存在します。
エキストラエリア
全16エリアを一定の条件を満たしてクリアした場合、エキストラエリアをプレイすることができます。 このエキストラエリアには夥しい数の砲台が敷設されており、通常のエリアより各段に難易度が高く、ここにのみに登場するギャラクシアンがいるなど、非常に攻略し甲斐のある内容となっています。
- EXTRA1
- コンティニューや途中参加をせず全16エリアをクリアする
- EXTRA2
- ここまでのエリアをノーミスでクリアしている
- EXTRA3
- ソル、スーパーソル、ハイパーソルの合計60本を出現(破壊しなくてもよい)させている
問題点
- ポンコツシューターにとっては難易度が高すぎて、得点のエクステンドも無いなど、通常エリアすら攻略が難しい
- パワーアップが中途半端で世界観を壊している印象しかない(シオナイトのようなクールな演出で実装して欲しかった)
- 逆転バキュラや横バキュラなどは、プレイヤーにとって詰みになる状況になることがある
- ランダム要素や詰みになる状況があるゲーム性にも関わらず、エクステンドがスペシャルフラッグの2本のみ
- 新規キャラクターが若干浮いてしまっている(停止攻撃する空中物が多い/地上物も相殺弾タイプが被るなど)
- 新規キャラクターが斜めになるものが多いため、ドット絵が少し不安定であまりカッコよく見えない(いいと思ったのはフロッサーぐらい)
- 空母型ジェネシスやハイパーソルなどの影の描写が、想像される形状と合わない
- 背景パターンマップがこってりし過ぎていて、全体的にゴテゴテした印象となってしまい風景が綺麗に見えない(特に森や草原がコケ植物みたいで汚い印象)
その他
- 浮上砲台は少しでも見え始めていれば破壊可能である
- 二人同時プレイをすると追加の地上物が配置される
- バキュラは稀に破壊可能なもの()が混じっている(通常のものよりかん高いヒット音がする)
- 地上物は初代と同様にスプライトで重ね合わせているものと、背景自体を書き換えて表示させているものがある(要塞の背景パターンが地上物の有無により異なる=背景パターン込みで地上物のドット絵が作られている=録画で見た場合1ドットもブレていない)
- ワールドマップの大きさは2048×2048ピクセル(オリジナルは1024×2048ピクセル)で、右半分がオリジナルに近い地形、左半分に遺跡やガンプの要塞が追加されている
- ワールドマップから各エリアの背景を切り出している点は前作と変わらないが、エリア毎に微妙に修正が入っている(エリア2の並木、エリア16の高架道路など)
- ワールドマップを作るには、通常エリア+エキストラ1の背景が必要となる
- 初代のアンドアジェネシスは中ボス的扱いでも良いので登場させて欲しかった
資料
関連リンク
- ナムコクラシックコレクション (WikiPedia)
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