ゼビウス 海外高難度版 - XEVIOUS Atari Harder
海外向けに難易度を大幅に引き上げたバージョンであり、これを逆輸入及び再調整したものがスーパーゼビウスになります。
稼動開始から1か月もたたないうちに1,000万点以上のハイスコアを出すプレーヤーが次々と出現したため、「1コインで長時間粘られて設置店に利益が出にくくなることを解消する」などの理由で開発されたと言われているが、遠藤雅伸は一回当たりのプレイ料金の低い日本国外(主にスペイン・イタリア)向けに難易度を劇的に上昇させて販売したバージョンがあり、それを伝聞した日本のヘビーユーザーによる日本国内での発売要望によって製作したと語っている。
[Wikipedia]
スーパーゼビウスの元となっているだけあって、敵配置や出現パターンが酷似しており、難易度は異常に高く調整されています。 特に空中物の出現テーブルは、スーパーゼビウスよりも難しい構成で、この世代で最高難度のゼビウスであると言えます。
このバージョンの見分け方は、タイトル画面の表記が「manufactured by ATARI INC.」となっているかで良さそうです。 ここが「manufactured by ATARI MCMLXXXII」となっているバージョンは、オリジナルゼビウスと同等です。 また、DIPSWでナムコ表記に設定されていると国内版と見分けが付きません。
特徴
基本的にはスーパーゼビウスの特徴を持っています。
オリジナル版との違い
- 空中物の出現テーブルが変更されている(スーパーゼビウスとも後半テーブルで差異がある)
- スペシャルフラッグの位置が70%より後ろに設定されている(スーパーゼビウスと同じ位置)
- ソルとブラグスパリオの得点が変更されている(スーパーゼビウスと同じ)
- ネームエントリーの文字数が3文字に変更されている(DIPSWでナムコ表記に設定した場合は10文字のまま)
スーパーゼビウスとの違い
- 空中物の出現テーブル、エリアの敵配置が若干異なる
- ソルの位置はオリジナル版から変更されていない
- 戦車、ヘリコプター、ファントム、ファルコン、橋梁、ギャルボスは登場しない
- スーパーゼビウスより難易度が高い
- 後半の空中物テーブルに、ブラグザカート×6が3回設定さている(スーパーゼビウスは1回)
- エリア14冒頭のブラグザカートが4発に設定されている(ノーマルゼビウスは2発、スーパーゼビウスは3発)
- エリア16最後のブラグザカートが4発に設定されている(ノーマルゼビウスは1発、スーパーゼビウスはギャルボス×6)
その他
海外タイトルを含めかなり探しましたが、このバージョンが移植作品に収録されたことは確認できませんでした。 恐らく実機(基板)を入手する以外にプレイする方法は無いと思われます。
難易度について
前半面はスーパーゼビウスと同等の難易度ですが、後半面(後半出現テーブル)はそれより難しくなっています。 後半テーブルはスーパーゼビウスよりもブラグザカートが多く設定されており、最大のブラグザカート×6の攻撃が3回もあります。
また、エリア14冒頭がブラグザカート×4(オリジナルは×2、スーパーは×3)になっており、ここが最難関となっています。 エリア16最終もブラグザカート×4(オリジナルは×1、スーパーはギャルボス×6)なので、100%クリアはかなり難しいと思われます。



